補聴器

ジャパントラック2015について

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おはようございます。

突然ですが、JapanTrak (ジャパントラック)はご存知でしょうか。

日本と比べて補聴器普及が進んでいるヨーロッパ諸国では、補聴器や聞こえに関するユーロトラックという調査が行われています。それの日本版がジャパントラックで、日本補聴器工業会が主体となって調査が行われています。

日本は、前回のユーロトラック2012に合わせてジャパントラック2012を実施しており、今回もユーロトラック2015に合わせた日本版調査ジャパントラック2015を行いました。

その結果が日本補聴器工業会のサイトに掲載されております。

JapanTrak2015調査報告書(日本補聴器工業会)PDFファイル

 

詳細は調査報告書をご覧いただきたいのですが、いくつか気になった部分をピックアップしてご紹介させていただきます。

難聴者の補聴器所有率は13.5%

この調査によるとやはり日本の補聴器普及率はまだまだ低いと感じました。

難聴者のうち補聴器を所有している割り合いは13.5%、そのうち両耳装用は46%とのことです。この調査では難聴者が補聴器を所有しなかった理由も追っているのですが、大きく分けると以下の3つの理由があるようです。

  1. 医師に相談しなかった
  2. 医師が推奨しなかった
  3. 購入しないと判断した

例えば、医師に相談せずにいきなり補聴器店に行く人もいれば、医師が推奨しても補聴器店に行かなかったり、複合的な要因で離脱するので、どれか1つが起きたからといって、そのまま補聴器を所有しない、という風になるわけではないです。

ただ、医師に相談しても半数以上が補聴器をすすめられず、特に行動する必要はないと言われているそうです。結構な割合ですね。

確かに感音性難聴では補聴器があまり有効でない、という話もありますが、難聴って人によって千差万別なので、一応補聴器を試用してみた方がいいのでは?と思ってしまいました。

補聴器をつけたがる人なんて元々あまりいないので、医師から特に何もしなくていい、なんて言われたら多くの人が補聴器所有には至らないと思います。

 

補聴器の有用性・満足度

補聴器所有者の9割近くの人が、補聴器は仕事に役立っていると回答しています。また、その他の調査でも、若干ではありますがうつ病や認知症や睡眠の質などに対する有用性が示されています。

また、補聴器に満足度している人の割合は4割弱。高い買い物だけに少し残念な数値です。補聴器は高価だし、人によって合う合わないの差が大きいものなので、納得がいくまで十分に試用してから購入すべきだと思います。ちなみに欧米の補聴器満足度は8割近くのようです。この差は大きいです。

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おわりに

というわけで私なりの観点で気になった部分を取り上げましたが、詳細はPDFでファイルで紹介されているので、気になった方はぜひ読んでみてください。

JapanTrak2015調査報告書(日本補聴器工業会)PDFファイル

 

でもこのJapanTrakってあまり有名じゃないですよね。2015年版の公開は9月25日なのですが、あまり大々的な発表ではなかったみたいです。

ネットで検索しても2015年版を話題にしている記事はあまり見当たらず、2015年版発表後の記事でも2012年版を引用しているものもあるようです。そもそも「ジャパントラック」で検索しても2015年版は出てこなくて、2012年版が上位に出ていますからね。

日本補聴器工業会の調査はとても有意義だと思いますが、アウトプットの仕方が少し残念。結果をもっと広く認知させてほしいと思いました。

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